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INGREDIENT GUIDE · 高甘味度甘味料

アセスルファムK

主な役割

少量で強い甘味を付ける

砂糖に代えて甘味を付ける非糖質甘味料です。ほかの甘味料と組み合わせて使われることもあります。

飲料や菓子で甘味の強さや後味を調整するために使用されます。

作り方・原料の由来

原料の由来化学合成
主な起源原料石油化学・有機化学原料(ジケテン、アミド硫酸等)

アセト酢酸誘導体(ジケテン)とアミド硫酸(スルファミン酸)等を反応させて環化させ、水酸化カリウムで中和してカリウム塩として合成・晶析します。

砂糖の約200倍の甘味度を持ち、熱や酸に強い高甘味度甘味料です。

分類高甘味度甘味料
資料3 件

主な論点

EFSAのADIと食品ごとの含有量は別の数字です。実際の摂取量は商品ラベルの文字列からは計算できません。

表示で見る場所

加工食品では他の甘味料と併用されることがあります。特定の症状を考える際はアセスルファムKと同時に使われる糖アルコールも分けて確認します。

研究・制度から分かっていること

根拠の種類:規制機関の再評価(2025)

EFSAの2025年4月再評価

EFSAはアセスルファムK(E950)のADIを以前の9mg/kg体重/日から15mg/kg体重/日へ見直しました。EUで推計された摂取量は、概ねこのADIを下回ると報告しています。

根拠の種類:不純物・遺伝毒性についての不確実性

なお残るデータ上の論点

EFSAは特定の不純物5-クロロアセスルファムの遺伝毒性データ不足などを挙げ、規格中の不純物限度の見直しを勧告しました。これらの不確実性は全体の安全性結論を変えるものとは評価されていません。

根拠の種類:WHOの条件付き勧告(2023)

非糖質甘味料の長期使用

WHOは体重管理等を目的とした非糖質甘味料の利用に条件付きの否定的勧告を示しています。既存の糖尿病を持つ人はガイドラインの対象外とされています。

根拠の種類:欧州食品安全機関の再評価

EFSA 2025年の再評価と不純物

EFSAはアセスルファムKのADIを9から15mg/kg体重/日に改定しました。また不純物5-クロロアセスルファムについて、遺伝毒性データの不足を理由に規格値の見直しを勧告しました。これは不純物に対する懸念の表明で、原料成分の摂取による問題があるという意味ではありません。

根拠の種類:EFSAの添加物規格・遺伝毒性データ評価(2025)

5-クロロアセスルファムは甘味料本体と同一ではない

EFSAが追加資料を求めた5-クロロアセスルファムは、アセスルファムKと同一の甘味料成分ではなく不純物です。データ不足を踏まえて規格中の不純物限度について勧告しました。通常の菓子に含まれるアセスルファムKが直ちに遺伝毒性をもたらすという判断ではありません。

根拠の種類:東京都の食品添加物分類

糖アルコールの緩下作用との区別

アセスルファムKは糖アルコールではなく、高甘味度甘味料です。「お腹がゆるくなる」注意がソルビトールやキシリトールにあるからといって、アセスルファムKを同じグループに入れることはできません。

日本・米国・EUの規制比較

アセスルファムKの規制と表示ルール(2026-11-02時点で確認)
項目日本米国EU
規制の厳しさふつうふつうふつう
制度上の扱い砂糖の約200倍の甘味度を持つ合成高甘味度甘味料であり、食品衛生法に基づく指定添加物として管理されています。21 CFR 172.800に基づき、一般用途の直接食品添加物(甘味料及び風味増強剤)として認可されています。食品添加物規則(EC)No 1333/2008のポジティブリストにおいて、甘味料E 950として収載されています。
使用条件対象食品ごとに厳格な使用基準(あん類・菓子2.5 g/kg以下、清涼飲料水0.50 g/kg以下、ジャム1.0 g/kg以下、その他食品0.35 g/kg以下など)が定められています。ADIは15 mg/kg体重/日です。適正製造基準(cGMP)に基づき、食肉・家禽肉を除く一般食品において甘味・風味調整に必要な量で使用します。FDAのADIは15 mg/kg体重/日です。食品カテゴリーごとに最大使用基準(MPL)が設定されています。2025年のEFSA再評価において新ADIが15 mg/kg体重/日に改定されました。
原材料表示添加物表示基準に基づき、用途名と物質名を併記して「甘味料(アセスルファムK)」または「甘味料(アセスルファムカリウム)」と表示します。原材料名欄に「acesulfame potassium」または「acesulfame K」と記載します。用途名と物質名またはE番号を併記し「sweetener: acesulfame K」または「sweetener: E 950」と表示します。
近年の見直し清涼飲料水やゼロカロリー食品における使用実態調査が行われており、複数甘味料併用時も含め現行の使用基準内で安全が保たれていると評価されています。熱安定性や他甘味料との相乗効果に関する審査が完了しており、現行の承認枠組みが維持されています。EFSAは2025年4月にアセスルファムK(E 950)の包括的安全再評価を公表しました(EFSA Journal 2025;23(4):e9317)。従来のADI(9 mg/kg)から引き上げ、JECFAや日米基準と整合する15 mg/kg体重/日を新ADIとして設定し、現行の曝露量において安全性懸念はないと結論しました。製造過程の不純物管理基準の更新も勧告されています。
規制比較の出典(7件)

日本

米国

EU

評価・資料の時系列

  1. 公的評価:WHO: non-sugar sweeteners guideline
  2. 公的機関資料:EFSA: Re-evaluation of acesulfame K E950
  3. 公的機関資料:EFSA:アセスルファムK再評価

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根拠となる資料

  1. EFSA: Re-evaluation of acesulfame K E950 ↗(2025・公的機関資料・確認日 2026-10-23)
  2. WHO: non-sugar sweeteners guideline ↗(2023・公的評価・確認日 2026-10-23)
  3. EFSA:アセスルファムK再評価 ↗(2025・公的機関資料・確認日 2026-10-23)

資料の公表年とKS2|Know, Select, Stay Wellの調査日は別です。各資料の対象・条件は本文を参照してください。国内外の規制判断は適用地域や評価年が異なります。

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