主な論点
使われたか否かだけで個人の症状発生を推定できません。配合量が不明な場合、ADIに対する実際の摂取率は算出できません。
少量で強い甘味を付ける
非常に強い甘味を持つ合成高甘味度甘味料。少量で甘味付けや風味調整ができます。
菓子や飲料で必要な甘味を少量で付ける用途があります。
アスパルテームとバニリン誘導体(3-ヒドロキシ-4-メトキシベンズアルデヒド)を選択的に還元縮合反応させて合成します。
砂糖の約20,000〜40,000倍の甘味度を持ち、微量で甘味を付与できます。
使われたか否かだけで個人の症状発生を推定できません。配合量が不明な場合、ADIに対する実際の摂取率は算出できません。
非常に甘味が強いことと毒性が強いことは同義ではありません。
根拠の種類:米国の食品添加物評価
FDAはアドバンテームを食品用高甘味度甘味料として認可しており、米国のADIを32.8mg/kg体重/日としています。この数値は米国の評価で、日本やEUに共通する許容量とは限りません。
根拠の種類:WHOの条件付き勧告
WHOの非糖質甘味料の勧告にはアドバンテームも含まれます。これは摂取限度値を新たに設定したものではなく、長期の体重管理・疾患予防への使用を検討したものです。
| 項目 | 日本 | 米国 | EU |
|---|---|---|---|
| 規制の厳しさ | ゆるい | ゆるい | きびしい |
| 制度上の扱い | アスパルテームとバニリン誘導体を結合させて開発された高甘味度甘味料であり、2014年に食品衛生法に基づく指定添加物(甘味料)として認可されました。 | 21 CFR 172.803に基づき、直接食品添加物(汎用甘味料・風味増強剤)として2014年に認可されました。 | 規則(EU)No 497/2014により、規則(EC)No 1333/2008 Annex IIに食品添加物E 969として収載されました。 |
| 使用条件 | 成分規格あり。砂糖の約20,000〜40,000倍という最高峰の甘味度を持ちます。使用量が極微量のためフェニルアラニンの摂取影響はなく、PKU注意表示は不要です。JECFA ADIは0〜5 mg/kg体重/日。一般食品への使用基準(上限値)はなく適量使用(GMP)です。 | cGMPに基づき肉・家禽肉を除く食品全般に適量使用されます。FDA ADIは32.8 mg/kg体重/日。PKU表示は免除されています。 | 食品区分ごとに最大使用限度(清涼飲料で10 mg/L、菓子類等で個別上限)が設定されています。EFSA ADIは5 mg/kg体重/日です。 |
| 原材料表示 | 「アドバンテーム」または「甘味料(アドバンテーム)」と表示します。 | 原材料名欄に「advantame」と表示します。 | 用途名と物質名またはE番号「sweetener: advantame」または「sweetener: E 969」と表示します。 |
| 近年の見直し | 熱や酸に対する安定性が高く、乳製品や清涼飲料、焼き菓子での風味改善・マスキング用途を含めた配合技術が進展しています。 | 極微量添加による砂糖低減と製品コスト改善を両立する次世代甘味料として利用されています。 | EFSAの安全性評価に基づき、カロリー低減食品等における適正使用の監視が行われています。 |
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