主な論点
E414の2017年EFSA再評価では報告用途・摂取量に安全上の懸念なしとされ、数値のADIは不要でした。成人の高用量摂取では一部に放屁の報告があります。 評価の地域・対象物質・使用量については確認を要します。特に略称の名称では物質同定が未確定のことがあります。
とろみを付け、成分を分散・安定させます。
アカシアの幹の傷からにじみ出て空気中で固まった天然樹脂(樹液)を手作業で採取・選別し、溶解・ろ過・殺菌・スプレードライして粉末化します。
水によく溶け、乳化安定性や風味保持に優れる天然多糖類です。
E414の2017年EFSA再評価では報告用途・摂取量に安全上の懸念なしとされ、数値のADIは不要でした。成人の高用量摂取では一部に放屁の報告があります。 評価の地域・対象物質・使用量については確認を要します。特に略称の名称では物質同定が未確定のことがあります。
加工食品の食感、均一性、製造時の安定性を整えます。健康増進の効果を示すものではありません。
根拠の種類:規制当局の評価
E414の2017年EFSA再評価では報告用途・摂取量に安全上の懸念なしとされ、数値のADIは不要でした。成人の高用量摂取では一部に放屁の報告があります。
根拠の種類:根拠と推測の区別
E414の2017年EFSA再評価では報告用途・摂取量に安全上の懸念なしとされ、数値のADIは不要でした。成人の高用量摂取では一部に放屁の報告があります。 植物由来なら必ず無害、または全ての増粘剤が腸に有害という噂は個別評価と一致しません。 通常の食品使用による頭痛・血糖変化・アレルギーの因果関係を、この規制評価のみから結論付けることはできません。食物繊維等の高用量での消化器症状は、通常添加量との区別が必要です。
| 項目 | 日本 | 米国 | EU |
|---|---|---|---|
| 規制の厳しさ | ゆるい | ふつう | ふつう |
| 制度上の扱い | アカシア属植物の樹幹分泌液から得られる水溶性多糖類(アラビノガラクタン・タンパク質複合体)であり、食品衛生法上の「既存添加物名簿」収載品目(アラビアガム:乳化剤、増粘安定剤、被膜剤)として管理されています。 | 21 CFR 184.1330に基づき、直接食品添加成分(GRAS物質)として収載されています。またFDAガイダンスにおいて特定食物繊維(Dietary Fiber)としても認定されています。 | 規則(EC)No 1333/2008 Annex IIに基づき、食品添加物E 414(Acacia gum / Gum arabic)としてポジティブリストに収載されています。 |
| 使用条件 | 成分規格あり。高濃度でも低粘度を保ち優れた乳化安定能を持ちます。清涼飲料の香料乳化(フレーバーエマルション)、糖衣菓子のコーティング、錠菓の結合剤に不可欠です。使用基準(上限)はなく適量使用(GMP)。JECFA ADIは「not specified」。 | 食品区分ごとに最大使用限度(キャンディ類85%、飲料・飲料ベース2.0%等)が規定されています。適正製造基準に従い使用されます。 | 量子満足原則(quantum satis)が適用されます。ミニカップゼリーでの使用禁止規定が適用されます。EFSA 2017年再評価でADIは「not specified」。 |
| 原材料表示 | 用途に応じて「増粘剤(アラビアガム)」「乳化剤(アラビアガム)」「安定剤(アラビアガム)」、または「乳化剤」「増粘多糖類」等の一括名表示が可能です。 | 原材料名欄に「acacia gum」または「gum arabic」と表示します。食物繊維としての計上も可能です。 | 「stabiliser: acacia gum」「thickener: E 414」等と表示します。 |
| 近年の見直し | 水溶性食物繊維としての生理機能(ビフィズス菌増殖・短鎖脂肪酸産生)に着目した機能性研究と、サヘル地域の情勢に伴う調達サプライチェーンの安定化が進められています。 | FDAの食物繊維ガイダンス改定に伴い、高繊維・低糖質飲料やバー製品での活用が進んでいます。 | EFSAによる再評価の完了と、乳児用調製乳における安全使用基準の遵守が図られています。 |
資料の公表年とKS2|Know, Select, Stay Wellの調査日は別です。各資料の対象・条件は本文を参照してください。国内外の規制判断は適用地域や評価年が異なります。
特定の原材料を除外して検索しても、その原材料が不使用であることやアレルギー上の安全性は証明できません。購入時には現在のパッケージとメーカー情報を確認してください。