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INGREDIENT GUIDE · 食品添加物・個別調査

HPMC

主な役割

膜を作り、とろみや保水性を調整します。

作り方・原料の由来

原料の由来石油・化学合成
主な起源原料木材パルプ+酸化プロピレン/塩化メチル

天然パルプ(セルロース)にアルカリを反応させた後、塩化メチルと酸化プロピレンをエーテル化反応させて合成します。

植物骨格に化学修飾を施した水溶性高分子化合物(HPMC)です。

分類食品添加物・個別調査
資料2 件

主な論点

EFSAは2018年、セルロースおよび誘導体E460(i)~E469の食品添加物用途を群評価しました。HPMCはE464(CAS 9004-65-3)、メチルセルロースはE461(CAS 9004-67-5)です。各誘導体は化学的に同一ではなく、対象物質の区別が必要です。評価書での群としての安全性結論と、個別セルロース誘導体の症状発生リスクについては混同を避ける必要があります。 原材料名と評価対象物質の同一性、一般集団と乳児・幼児向け特殊用途食品の評価範囲、実使用量については区別が必要です。

表示で見る場所

加工食品の食感、均一性、製造時の安定性を整えます。健康増進の効果を示すものではありません。

研究・制度から分かっていること

根拠の種類:規制当局の評価

EFSA再評価(2018)

ヒドロキシプロピルメチルセルロースE464は2018年EFSAセルロース系添加物再評価に含まれます。通常の食品使用と、高用量の食物繊維試験との区別が必要です。

根拠の種類:根拠と推測の区別

健康面・噂・症状について

EFSAは2018年、セルロースおよび誘導体E460(i)~E469の食品添加物用途を群評価しました。HPMCはE464(CAS 9004-65-3)、メチルセルロースはE461(CAS 9004-67-5)です。各誘導体は化学的に同一ではなく、対象物質の区別が必要です。評価書での群としての安全性結論と、個別セルロース誘導体の症状発生リスクについては混同を避ける必要があります。 「セルロースが名前に付く物質は全て同じ」という見方では置換基や物性を見落とすことになります。 通常の食品使用による頭痛・血糖変化・アレルギーの因果関係を、この規制評価のみから結論付けることはできません。食物繊維等の高用量での消化器症状は、通常添加量との区別が必要です。

日本・米国・EUの規制比較

HPMCの規制と表示ルール(2026-11-02時点で確認)
項目日本米国EU
規制の厳しさふつうゆるいふつう
制度上の扱い食品衛生法に基づく指定添加物(2003年指定)です。セルロースのメチル・ヒドロキシプロピル混成エーテル(CAS 9004-65-3)として管理されています。21 CFR 172.874に基づき、直接食品添加物(乳化剤、皮膜剤、保護コロイド、安定剤、増粘剤)として認可されています。規則(EC)No 1333/2008 Annex IIに基づき、食品添加物E 464(Hydroxypropyl methyl cellulose)としてポジティブリストに収載されています。
使用条件成分規格あり。保水性、透明皮膜形成能、熱ゲル化能を持ちます。健康食品のカプセル基材や、グルテンフリーベーカリー製品、揚げ物の吸油低減などに利用されます。使用基準により、一般食品での使用量は原則2.0%以下(カプセル・錠剤等を除く)とされています。cGMPに従い、技術的効果に必要な最小量で使用されます。量子満足原則(quantum satis)が適用されます。一口サイズミニカップゼリーでの使用は禁止されています。EFSA 2018年再評価で安全性が確認され数値ADIは不要と結論付けられました。
原材料表示「増粘剤(HPMC)」「糊料(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)」等と表示します。原材料名欄に「hydroxypropyl methylcellulose」と表示します。「thickener: hydroxypropyl methyl cellulose」または「stabiliser: E 464」と表示します。
近年の見直し植物由来の植物性カプセル(ベジカプセル)としてのサプリメント用途や、グルテンフリー食品の骨格形成用途での実用化が定着しています。植物性食品市場の拡大に伴い、熱凝固性を生かした食感改質剤としての用途開発が進められています。EFSA 2018年再評価結果に基づき、安全使用基準の維持とミニカップゼリーでの窒息防止規制が徹底されています。
規制比較の出典(6件)

日本

米国

EU

評価・資料の時系列

  1. 公的機関資料:EFSA Journal: HPMCを含む食品添加物の安全性再評価

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根拠となる資料

  1. EFSA Journal: HPMCを含む食品添加物の安全性再評価 ↗(2018・公的機関資料・確認日 2026-10-23)
  2. Europe PMCのDOI一致により特定した公開全文(掲載内容の確認は別途) ↗(・研究論文・レビュー・確認日 2026-10-23)

資料の公表年とKS2|Know, Select, Stay Wellの調査日は別です。各資料の対象・条件は本文を参照してください。国内外の規制判断は適用地域や評価年が異なります。

特定の原材料を除外して検索しても、その原材料が不使用であることやアレルギー上の安全性は証明できません。購入時には現在のパッケージとメーカー情報を確認してください。