主な論点
昆虫由来のラック色素はカイガラムシ由来のコチニールと同一物質ではありません。 物質同一性、日本の使用基準、一次資料、使用量、噂の検証は未完了です。
食品に赤色を付けます。
マメ科やクワ科の樹木に寄生するラックカイガラムシが分泌する樹脂状物質から、水や弱アルカリ水溶液で水溶性色素(ラッカイン酸等)を抽出・精製します。
コチニール色素とは寄生する虫の種類や色素本体の化学構造が異なります。
昆虫由来のラック色素はカイガラムシ由来のコチニールと同一物質ではありません。 物質同一性、日本の使用基準、一次資料、使用量、噂の検証は未完了です。
食品の見た目や製造品質を調整します。人体への健康増進効果は着色用途からは示せません。
根拠の種類:未検証:個別の毒性研究・使用基準資料は今後照合
昆虫由来のラック色素はカイガラムシ由来のコチニールと同一物質ではありません。
根拠の種類:根拠と推測の区別
昆虫由来のラック色素はカイガラムシ由来のコチニールと同一物質ではありません。 虫由来ならどれも同じアレルギー危険度ではありません。 頭痛、腹痛・下痢、アレルギー、血糖への関連は、この名称についての食品摂取量別ヒト研究とは未照合です。因果関係を確認できていません。
| 項目 | 日本 | 米国 | EU |
|---|---|---|---|
| 規制の厳しさ | ふつう | きびしい | きびしい |
| 制度上の扱い | 食品衛生法に基づく既存添加物名簿に収載されています(ラック色素)。ラックカイガラムシが分泌する樹脂状物質から得られるアントラキノン系(ラッカイン酸)天然赤色色素です。 | 米国FDAの認可着色料リストには収載されておらず、食品用着色料としての使用は認められていません。 | EUの食品添加物ポジティブリスト(Annex II)には未収載であり、食品添加物としての使用は認められていません(同属のコチニールE 120とは別物質)。 |
| 使用条件 | 生鮮食品等の着色禁止品目を除き、ソーセージ、菓子、飲料、冷菓等でGMPに基づき適正量で使用されます。 | 未認可のため米国流通食品での着色料使用はできません。 | 未認可のためEU流通食品での着色料使用はできません。 |
| 原材料表示 | 「ラック色素」または「着色料(ラック色素)」と表示します。 | 未認可のため表示規定はありません。 | 未認可のため表示規定はありません。 |
| 近年の見直し | コチニール色素と同様の鮮明な赤色・耐熱性を持つ天然色素として国内加工食品で長年広く使われています。 | 海外市場向け輸出食品においては、コチニール色素や植物性アントシアニンへの処方置換が進んでいます。 | 昆虫由来原料に対するアレルギー感受性やヴィーガン需要に関する情報提供が行われています。 |
資料の公表年とKS2|Know, Select, Stay Wellの調査日は別です。各資料の対象・条件は本文を参照してください。国内外の規制判断は適用地域や評価年が異なります。
特定の原材料を除外して検索しても、その原材料が不使用であることやアレルギー上の安全性は証明できません。購入時には現在のパッケージとメーカー情報を確認してください。