← 原材料事典に戻る
INGREDIENT GUIDE · 植物由来高甘味度甘味料

ラカンカ(羅漢果)

主な役割

甘味を付ける

羅漢果の果実由来のモグロシドを甘味成分とする甘味料です。抽出物の規格や摂取条件が重要です。

糖類とは異なり少量で強い甘味を付けるため、飲料や菓子の甘味調整に利用されます。

作り方・原料の由来

原料の由来植物・藻類抽出・加工
主な起源原料ウリ科植物ラカンカ(羅漢果)の果実

中国桂林等に自生・栽培されるウリ科の多年草ラカンカの果実から水または熱水で浸出し、濃縮・精製してモグロシド配糖体を抽出します。

強い甘味とコクを持つ植物性甘味料です。

分類植物由来高甘味度甘味料
資料2 件

主な論点

甘味料としての配合量や他の糖類の併用は商品によって異なります。「ラカンカ使用」だけで低糖質・無糖とは判断できません。

表示で見る場所

ラカンカの果実、抽出物、モグロシドの表示を区別して読みます。

研究・制度から分かっていること

根拠の種類:米国FDAのGRAS通知制度

FDAの評価範囲

FDAは一定の羅漢果果実エキスについて、提出された使用条件に関するGRAS通知を評価し、提出者の結論に疑義を示していないと説明しています。原料果実や全ての抽出物が一律に審査されたという意味ではありません。

根拠の種類:利用可能な研究の限界

長期的な健康効果

甘味が強く砂糖の代替に使われることから、当該商品を食べると血糖改善や体重減少が生じると推定することはできません。甘味料の使用は栄養・総摂取量と分けて評価します。

日本・米国・EUの規制比較

ラカンカ(羅漢果)の規制と表示ルール(2026-11-02時点で確認)
項目日本米国EU
規制の厳しさゆるいふつうきびしい
制度上の扱いウリ科ラカンカ(Siraitia grosvenorii)の果実から抽出される高甘味度トリテルペン配糖体(モグロシドV等)であり、食品衛生法上の「既存添加物名簿」収載品目(ラカンカ抽出物)および一般食品原料(果実濃縮エキス)として管理されています。ラカンカ抽出物(Monk fruit extract / Luo han guo extract)は、FDAのGRAS通知制度(GRN 000301等)により異議なし(No questions)レターを受領したGRAS物質として食品甘味料等に使用されています。欧州食品安全機関(EFSA)による食品添加物(甘味料)としての審査が行われていますが、現時点で規則(EC)No 1333/2008の添加物リストには未収載(未認可)です。また1997年以前の食経験がないため「新規食品(Novel Food)」規制の対象とされています。
使用条件成分規格あり。砂糖の約300倍の甘味度を持ちます。一般食品への使用基準(上限値)はなく適量使用(GMP)です。小腸でほとんど吸収されないため実質ノンカロリーです。cGMPに基づき、卓上甘味料、飲料、シリアル、デザート等に適量使用されます。EU圏内では一般食品添加物としての認可が完了しておらず、甘味料添加物としての使用は認められていません。
原材料表示添加物として使用する場合は「甘味料(ラカンカ抽出物)」または「ラカンカ抽出物」、一般食品原料として使用する場合は「羅漢果エキス」「羅漢果濃縮果汁」等と表示します。「monk fruit extract」「luo han guo extract」等と表示します。未認可のため食品添加物としてのE番号表示は存在しません。
近年の見直しエリスリトール等の糖アルコールと配合した天然系ゼロカロリー卓上甘味料として広く普及しており、家庭用・製菓用での需要が定着しています。モンクフルーツ(Monk Fruit)の一般名称でクリーンラベル甘味料として急速に需要が拡大し、各種ブランド製品への採用が進んでいます。EFSAは2019年にモグロシド高純度抽出物の安全性評価意見書を公表し、遺伝毒性の懸念はないとしたものの、ADI設定のための毒性学的データ補完を求めて審査が継続されています。
規制比較の出典(4件)

日本

米国

EU

評価・資料の時系列

  1. 公的評価:WHO:非糖質甘味料ガイドライン
  2. 公的機関資料:米国FDA:羅漢果エキス(モグロシド)のGRAS通知

「ラカンカ(羅漢果)」を含む商品候補を探す →

原材料欄のスラッシュや用途名の読み方 →

根拠となる資料

  1. 米国FDA:羅漢果エキス(モグロシド)のGRAS通知 ↗(2025・公的機関資料・確認日 2026-10-23)
  2. WHO:非糖質甘味料ガイドライン ↗(2023・公的評価・確認日 2026-10-23)

資料の公表年とKS2|Know, Select, Stay Wellの調査日は別です。各資料の対象・条件は本文を参照してください。国内外の規制判断は適用地域や評価年が異なります。

特定の原材料を除外して検索しても、その原材料が不使用であることやアレルギー上の安全性は証明できません。購入時には現在のパッケージとメーカー情報を確認してください。