← 原材料事典に戻る
INGREDIENT GUIDE · 食品添加物・個別調査

グルタミン酸ナトリウム

🏷️ 調味料・うま味

主な役割

食品にうま味を出します。

作り方・原料の由来

原料の由来微生物発酵・バイオ技術
主な起源原料糖蜜・デンプン糖化液+水酸化ナトリウム

グルタミン酸発酵で得たL-グルタミン酸結晶を水酸化ナトリウムで中和し、脱色・結晶化して一水和物(MSG)として精製します。

代表的なうま味調味料(味の素等の主成分)です。

分類食品添加物・個別調査
資料1 件

主な論点

FDAはMSGを一般に安全と認められる物質(GRAS)として扱います。頭痛、吐き気などの報告はあるが、偽薬対照試験では敏感だと自認する人の反応を一貫して再現できませんでした。食品なしで3g以上を一度に摂取した一部の人の一過性症状の報告と、通常の一食分については区別が必要です。 米FDAの説明であり、日本の表示基準や個々の製品の添加量を示すものではありません。

表示で見る場所

少量でうま味を付け、調味の設計に役立ちます。添加物の摂取自体による特別な健康増進は示しません。

研究・制度から分かっていること

根拠の種類:規制機関による研究整理

FDA: Questions and Answers on MSG

頭痛・吐き気の有害事象報告は受けているが原因は確認できず、感受性を自己申告する人での偽薬比較でも一貫した反応は得られません。

根拠の種類:根拠と推測の区別

健康面・噂・症状について

FDAはMSGを一般に安全と認められる物質(GRAS)として扱います。頭痛、吐き気などの報告はあるが、偽薬対照試験では敏感だと自認する人の反応を一貫して再現できませんでした。食品なしで3g以上を一度に摂取した一部の人の一過性症状の報告と、通常の一食分については区別が必要です。 『MSGは必ず頭痛を起こす』は研究に一致しません。またグルタミン酸はグルテンと同一物質ではありません。 頭痛・吐き気は症例報告があるが因果関係は確立していません。腹痛・下痢・アレルギー・血糖変化はこのFDA資料では通常量での因果関係を確立していません。

日本・米国・EUの規制比較

グルタミン酸ナトリウムの規制と表示ルール(2026-11-02時点で確認)
項目日本米国EU
規制の厳しさゆるいふつうふつう
制度上の扱い食品衛生法に基づく指定添加物(L-グルタミン酸ナトリウム / MSG)です。代表的なうま味調味料として管理されています。21 CFR 182.1に基づき、風味増強剤(GRAS物質)として収載されています。規則(EC)No 1333/2008 Annex IIに基づき、食品添加物E 621(Monosodium glutamate)としてポジティブリストに収載されています。
使用条件成分規格あり。出汁、スープ、スナック菓子、加工食品全般に幅広く使用されます。使用基準に数値上限はなく適量使用(GMP)です。適正製造基準(cGMP)に従い、各種食品のうま味付与目的で適量使用されます。原材料欄での個別名称明記が必須です。一般食品群において最大10g/kg(グルタミン酸換算合計)の上限値が定められています。EFSAが2017年にグループADI(30mg/kg bw/day)を設定しました。
原材料表示一括名「調味料(アミノ酸等)」または「調味料(アミノ酸)」、物質名「L-グルタミン酸Na」と表示します。21 CFR 101.22に基づき、原材料名欄に「monosodium glutamate」と個別名称を明記しなければなりません(一括名不可)。「flavour enhancer: monosodium glutamate」または「flavour enhancer: E 621」と表示します。
近年の見直し適正なうま味活用による「おいしい減塩」推進の科学的知見が厚生労働省等から情報発信されています。FDAは「MSGと健康症状に関するQ&A」で通常摂取量における安全性を説明し、噂に対する客観的理解を促しています。EFSAの2017年オピニオンに基づき、グルタミン酸塩類全体の食事性曝露状況の把握と基準適合性の審査が継続されています。
規制比較の出典(6件)

日本

米国

EU

評価・資料の時系列

  1. 公的機関資料:FDA: Questions and Answers on Monosodium glutamate (MSG)

「グルタミン酸ナトリウム」を含む商品候補を探す →

原材料欄のスラッシュや用途名の読み方 →

根拠となる資料

  1. FDA: Questions and Answers on Monosodium glutamate (MSG) ↗(2012・公的機関資料・確認日 2026-10-23)

資料の公表年とKS2|Know, Select, Stay Wellの調査日は別です。各資料の対象・条件は本文を参照してください。国内外の規制判断は適用地域や評価年が異なります。

特定の原材料を除外して検索しても、その原材料が不使用であることやアレルギー上の安全性は証明できません。購入時には現在のパッケージとメーカー情報を確認してください。