← 原材料事典に戻る
INGREDIENT GUIDE · 食品添加物・個別調査

アルギン酸エステル

主な役割

とろみと乳化安定性を高めます。

作り方・原料の由来

原料の由来石油・化学合成
主な起源原料アルギン酸(褐藻抽出物)+プロピレンオキシド

海藻から抽出したアルギン酸に石油化学由来のプロピレンオキシドを作用させ、エステル化して合成します。

酸性領域でも沈殿せず安定して発泡性や乳化を維持できます。

分類食品添加物・個別調査
資料1 件

主な論点

アルギン酸塩E400–404とプロピレングリコールアルギン酸E405は異なる規格であり、同一のADIを無条件に転用できません。 日本での物質の指定・規格・使用基準、商品中の摂取量、出典の物質への適用範囲を確認する必要があります。

表示で見る場所

食品の加工・風味・栄養成分の調整に用います。添加物としての使用から疾病の予防・治療効果は示せません。

研究・制度から分かっていること

根拠の種類:名称別の予備調査です。物質固有の試験・規制評価は追加確認が必要です。

成分の同一性・研究条件の区別

アルギン酸塩E400–404とプロピレングリコールアルギン酸E405は異なる規格であり、同一のADIを無条件に転用できません。

根拠の種類:根拠と推測の区別

健康面・噂・症状について

アルギン酸塩E400–404とプロピレングリコールアルギン酸E405は異なる規格であり、同一のADIを無条件に転用できません。 海藻由来の語だけで成分や健康効果を確定できません。 頭痛・腹痛・下痢・アレルギー・血糖への影響は、食品中の使用量を用いた当該物質固有の研究との照合は未完了です。

日本・米国・EUの規制比較

アルギン酸エステルの規制と表示ルール(2026-11-02時点で確認)
項目日本米国EU
規制の厳しさゆるいゆるいふつう
制度上の扱いアルギン酸のカルボキシル基をプロピレングリコールでエステル化した合成高分子であり、食品衛生法に基づく指定添加物として管理されています。21 CFR 172.858に基づき、直接食品添加物(乳化剤、安定剤、増粘剤)として認可されています。規則(EC)No 1333/2008 Annex IIに基づき、食品添加物E 405(Propane-1,2-diol alginate / Propylene glycol alginate)としてポジティブリストに収載されています。
使用条件成分規格あり。酸性下でも不溶化・凝集せず優れた粘性と耐酸性乳化能を持ち、ビールの泡立ち・泡持ち(フォーミング)改善、フレンチドレッシングの乳化安定、中華麺のコシ向上に多用されます。食品衛生法の使用基準に従い適正量(GMP)で使用されます。JECFA ADIは0〜70 mg/kg体重/日。適正製造基準(cGMP)に従い、各種加工食品区分で使用されます。個別食品区分ごとに最大使用量(飲料、ソース、ドレッシング等)が規定されています。一口サイズミニカップゼリーでの使用は禁止されています。EFSA 2018年再評価でグループADI(55 mg/kg体重/日)が設定されています。
原材料表示「増粘剤(アルギン酸エステル)」「糊料(アルギン酸プロピレングリコールエステル)」、または複数使用時に一括名「増粘多糖類」等として表示できます。原材料名欄に「propylene glycol alginate」と表示します。「thickener: propane-1,2-diol alginate」または「stabiliser: E 405」等と表示します。
近年の見直しクラフトビールや低アルコール・ノンアルコールビールテイスト飲料の泡品質向上技術として再注目されています。酸性ドレッシングや調味料での乳化安定剤として安定して利用されています。EFSA 2018年再評価におけるADI遵守と、食品カテゴリー別の最大使用限度管理が継続されています。
規制比較の出典(5件)

日本

米国

EU

「アルギン酸エステル」を含む商品候補を探す →

原材料欄のスラッシュや用途名の読み方 →

根拠となる資料

  1. 参考:公的な表示・栄養・添加物評価資料(この物質固有の安全性を直接立証するとは限らない) ↗(参照年未確認・公的機関資料・確認日 2026-10-23)

資料の公表年とKS2|Know, Select, Stay Wellの調査日は別です。各資料の対象・条件は本文を参照してください。国内外の規制判断は適用地域や評価年が異なります。

特定の原材料を除外して検索しても、その原材料が不使用であることやアレルギー上の安全性は証明できません。購入時には現在のパッケージとメーカー情報を確認してください。