主な論点
米国NIHは成人のビタミンC摂取上限を1日2,000mgとします。高用量では下痢、吐き気、腹部けいれんが起こり得ます。鉄過剰症のある人は過剰摂取への注意が必要です。食品への少量添加と、高用量サプリとの区別が必要です。 米国の栄養摂取上限を日本の食品添加物使用基準と同一視しないでください。製品ごとの含有量は表示を確認します。
ビタミンCを補い、酸化による品質劣化を抑えます。
ブドウ糖を接触還元してソルビトールとし、微生物酸化発酵(酢酸菌)でL-ソルボースに変換後、化学的酸化・加水分解(または二段発酵法)を経てL-アスコルビン酸を合成・結晶化します。
強力な還元力により酸化防止剤や栄養強化剤として極めて広範に使われます。
米国NIHは成人のビタミンC摂取上限を1日2,000mgとします。高用量では下痢、吐き気、腹部けいれんが起こり得ます。鉄過剰症のある人は過剰摂取への注意が必要です。食品への少量添加と、高用量サプリとの区別が必要です。 米国の栄養摂取上限を日本の食品添加物使用基準と同一視しないでください。製品ごとの含有量は表示を確認します。
コラーゲンの形成や抗酸化機能に必要な栄養素です。栄養強化の効果は添加量によります。
根拠の種類:公的機関の栄養素エビデンス整理
高用量摂取で下痢・吐き気・腹部けいれんを認め、成人の米国摂取上限を2,000mg/日とします。食品添加物としての使用量とは分けます。
根拠の種類:根拠と推測の区別
米国NIHは成人のビタミンC摂取上限を1日2,000mgとします。高用量では下痢、吐き気、腹部けいれんが起こり得ます。鉄過剰症のある人は過剰摂取への注意が必要です。食品への少量添加と、高用量サプリとの区別が必要です。 『ビタミンCは多く摂るほど風邪を必ず予防できる』『水溶性だから過剰摂取の影響は一切ない』はいずれも正しくありません。 高用量での下痢・吐き気・腹痛は知られます。頭痛・アレルギー・血糖への個別影響は食品への添加のみからは判断できません。
| 項目 | 日本 | 米国 | EU |
|---|---|---|---|
| 規制の厳しさ | ふつう | ふつう | ふつう |
| 制度上の扱い | 食品衛生法に基づく指定添加物です(L-アスコルビン酸)。酸化防止剤、品質保持剤、栄養強化剤として使用されます。 | 21 CFR 182.3013および182.8013に基づき、GRAS酸化防止剤および栄養補給剤として認可されています。 | 規則(EC)No 1333/2008 Annex IIに基づき、食品添加物E 300(Ascorbic acid)として収載されています。 |
| 使用条件 | 酸化防止目的・栄養強化目的ともに特段の量的制限はなく、GMPに基づき適正量で使用されます。 | GMP(適正製造基準)に従い必要最小量で使用されます。 | 広範な食品区分でquantum satis(適正量)での使用が認められています。 |
| 原材料表示 | 酸化防止目的では「酸化防止剤(ビタミンC)」または「酸化防止剤(V.C)」、栄養目的では表示免除または「ビタミンC」と表示します。 | 「ascorbic acid」「vitamin C」または「ascorbic acid (to preserve freshness)」と表示します。 | 「antioxidant: ascorbic acid」または「antioxidant: E 300」と表示します。 |
| 近年の見直し | 緑茶飲料や果実加工品等の退色防止・褐変防止における不可欠な酸化防止剤として安定利用されています。 | クリーンラベル製品における天然型アスコルビン酸原料(アセロラ等)との併用研究が進展しています。 | EFSAはアスコルビン酸類の安全性を再評価し、ADIを「特定せず」と評価しています。 |
資料の公表年とKS2|Know, Select, Stay Wellの調査日は別です。各資料の対象・条件は本文を参照してください。国内外の規制判断は適用地域や評価年が異なります。
特定の原材料を除外して検索しても、その原材料が不使用であることやアレルギー上の安全性は証明できません。購入時には現在のパッケージとメーカー情報を確認してください。