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INGREDIENT GUIDE · 食品添加物・個別調査

キサンタンガム

🏷️ 増粘・ゲル化・安定

主な役割

とろみを付け、液体の分離を抑えます。

作り方・原料の由来

原料の由来微生物発酵・バイオ技術
主な起源原料トウモロコシ等のデンプン糖化液

キサントモナス属細菌(Xanthomonas campestris)にブドウ糖などを好気的発酵させ、菌体外に分泌された多糖類をアルコールで沈殿・精製・粉砕します。

粘弾性に優れ、温度や塩分濃度の変化に強い水溶性増粘剤です。

分類食品添加物・個別調査
資料1 件

主な論点

EFSAは2017年のE415再評価で、報告された用途・使用量に基づき一般集団に安全性上の懸念はなく、数値のADIは不要と判断しました。成人への約214mg/kg体重/日の10日間投与は概ね忍容されたが、一部では腹部不快感がありました。 日本の個別の食品の使用量を示すものではありません。最終校閲は利用者が実施します。

表示で見る場所

食品のとろみ・食感・製造安定性に寄与します。疾病の予防や治療効果を意味しません。

研究・制度から分かっていること

根拠の種類:規制機関のリスク評価

EFSAによる食品添加物の再評価(2017)

EFSAは2017年のE415再評価で、報告された用途・使用量に基づき一般集団に安全性上の懸念はなく、数値のADIは不要と判断しました。成人への約214mg/kg体重/日の10日間投与は概ね忍容されたが、一部では腹部不快感がありました。

根拠の種類:根拠と推測の区別

健康面・噂・症状について

EFSAは2017年のE415再評価で、報告された用途・使用量に基づき一般集団に安全性上の懸念はなく、数値のADIは不要と判断しました。成人への約214mg/kg体重/日の10日間投与は概ね忍容されたが、一部では腹部不快感がありました。 「増粘多糖類は必ず腸炎を起こす」という一般論は、この評価と一致しません。試験の投与量と、市販食品の使用量との区別が必要です。 高用量で腹部不快感の報告があります。頭痛・アレルギー・血糖上昇について通常使用での因果関係は、この評価では確立していません。

日本・米国・EUの規制比較

キサンタンガムの規制と表示ルール(2026-11-02時点で確認)
項目日本米国EU
規制の厳しさゆるいゆるいきびしい
制度上の扱い植物病原菌Xanthomonas campestrisを好気培養して得られる菌体外多糖類であり、食品衛生法上の「既存添加物名簿」収載品目(キサンタンガム:増粘安定剤)として管理されています。21 CFR 172.695に基づき、直接食品添加物(安定剤・増粘剤)として認可されています。規則(EC)No 1333/2008 Annex IIに基づき、食品添加物E 415(Xanthan gum)としてポジティブリストに収載されています。
使用条件成分規格あり。せん断速度の上昇で粘度が低下し静置で戻る優れた擬塑性、熱や酸、塩濃度への高い耐性を持ちます。ドレッシング、たれ、グルテンフリー米粉パン、嚥下調整食(とろみ剤)に多用されます。使用基準(上限)はなく適量使用(GMP)。JECFA ADIは「not specified」。cGMPに従い各種食品区分で使用されます。生後12週未満の乳幼児向け食品への使用には慎重な管理が行われています。量子満足原則(quantum satis)が適用されます。ただし窒息事故防止のため一口サイズのミニカップゼリー(Jelly mini-cups)での使用は禁止されています。また生後12週未満の乳児用特殊医療目的食品(FSMP)への使用も禁止されています。EFSA 2017年再評価でADIは「not specified」。
原材料表示「増粘剤(キサンタンガム)」または一括名「増粘多糖類」と表示します。原材料名欄に「xanthan gum」と表示します。「thickener: xanthan gum」または「thickener: E 415」と表示します。
近年の見直し高齢化に伴う嚥下困難者用とろみ調整食品での活用が拡大しており、物性の標準化(学会分類コードへの準拠)が進められています。セリアック病患者向けのグルテンフリーベーカリー製品における骨格形成剤としての需要が定着しています。一口ミニカップゼリーにおける窒息防止規制の徹底と、乳幼児FSMPにおける使用制限が厳格に運用されています。
規制比較の出典(5件)

日本

米国

EU

評価・資料の時系列

  1. 公的機関資料:EFSA Journal: food additive re-evaluation

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根拠となる資料

  1. EFSA Journal: food additive re-evaluation ↗(2017・公的機関資料・確認日 2026-10-23)

資料の公表年とKS2|Know, Select, Stay Wellの調査日は別です。各資料の対象・条件は本文を参照してください。国内外の規制判断は適用地域や評価年が異なります。

特定の原材料を除外して検索しても、その原材料が不使用であることやアレルギー上の安全性は証明できません。購入時には現在のパッケージとメーカー情報を確認してください。