主な論点
一度に多く食べたり、糖アルコール入り食品を重ねる際には注意してください。
甘味としっとり感を保つ
水あめを還元して作られる糖アルコール系の甘味原料です。摂り過ぎによって軟便が起こる場合があります。
菓子の甘味、保湿、食感を調整します。
水あめ(マルトオリゴ糖混合物)を高圧下で接触還元(水素添加)して糖の還元末端をアルコール化した多価アルコール混合物です。
低着色性・難褐変性の甘味・保湿シロップです。
一度に多く食べたり、糖アルコール入り食品を重ねる際には注意してください。
水あめと還元水あめは別の原材料として検索してください。
根拠の種類:公的資料・メーカー公表(商品ごとの表示とは区別)
東京都は還元水飴を糖アルコールを含む食品原料として挙げています。またアサヒグループ食品は糖アルコールを含む一部のバー商品について、食べ過ぎや体質による軟便を説明しています。
| 項目 | 日本 | 米国 | EU |
|---|---|---|---|
| 規制の厳しさ | ゆるい | ゆるい | きびしい |
| 制度上の扱い | デンプン糖化物(水あめ)を高圧水素添加して得られる糖アルコールの混合水溶液であり、食品衛生法上は一般食品素材(または製造用剤・甘味料)として広く流通しています。 | 水素添加デンプン加水分解物(HSH: Hydrogenated Starch Hydrolysates)または水素添加グルコースシロップ(Hydrogenated Glucose Syrup)として、21 CFR 184.1865等のGRAS規定に基づき管理されています。 | 規則(EC)No 1333/2008 Annex IIに基づき、マルチトールシロップ(E 965(ii))またはソルビトールシロップ(E 420(ii))等の水添ポリオールシロップとしてポジティブリスト管理されています。 |
| 使用条件 | 熱や酸に対する安定性が極めて高く、着色(メイラード反応)を起こさないため、食品の照り・ツヤ出し、保湿、結晶防止、日持ち向上(水分活性低下)に広く使われます。使用基準(上限)はなく適量使用です。多量摂取時は軟便の可能性があります。 | cGMP(適正製造基準)に基づき適量使用されます。低カロリー甘味剤、保水剤、組織改良剤として菓子や調味液等に広く用いられます。 | 量子満足原則(quantum satis)が適用されます。飲料への甘味料使用は不可です。 |
| 原材料表示 | 「還元水あめ」「還元水飴」と表示します。一般食品原料として原材料名欄に記載されます。 | 「hydrogenated starch hydrolysates」「hydrogenated glucose syrup」「maltitol syrup」等と記載します。 | 「sweetener: maltitol syrup」または「sweetener: sorbitol syrup」等、主要構成ポリオールの用途名+名称・E番号で表示します。10%超含有時は緩下警告表示が義務付けられます。 |
| 近年の見直し | 惣菜・加工食品の保存性向上(菌の増殖抑制)と、糖類ゼロ訴求商品における物性・甘味基材としての利用実態が定着しています。 | HSH製品の重合度(DP比率)に応じた糖アルコール栄養表示やエネルギー換算係数の運用確認が行われています。 | EFSAの添加物再評価において、ポリオールシロップ群に含まれる遊離糖(還元糖)の残留限度や品質規格の検証が継続されています。 |
軟便・下痢:摂取量・食べ方・体質や体調によって起こる場合があります。原材料名だけから発生率や個別商品の症状を予測するものではありません。
根拠の種類:東京都保健医療局:糖アルコールの摂取と下痢/アサヒグループ食品:1本満足バーの注意表示。原材料についての情報であり、この食品を食べた人に必ず症状が起きるという意味ではありません。
資料の公表年とKS2|Know, Select, Stay Wellの調査日は別です。各資料の対象・条件は本文を参照してください。国内外の規制判断は適用地域や評価年が異なります。
特定の原材料を除外して検索しても、その原材料が不使用であることやアレルギー上の安全性は証明できません。購入時には現在のパッケージとメーカー情報を確認してください。