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INGREDIENT GUIDE · 糖アルコール

キシリトール

主な役割

甘味を加える

ガムやタブレットに使われる糖アルコールです。虫歯の原因となる酸を作りにくい性質と、多量摂取時にお腹がゆるくなる性質があります。

菓子の甘味付けに使われます。キシリトール入りの特定保健用食品(トクホ)の効果は個々の製品ごとに認められた表示です。

作り方・原料の由来

原料の由来植物・藻類抽出・加工
主な起源原料白樺やトウモロコシ芯由来のキシロース

木材(白樺等)やトウモロコシの芯等に含まれるキシランを加水分解してキシロースとし、水素添加(接触還元)して結晶化します。

爽快な冷感と砂糖と同等の甘味度を持ち、虫歯原因菌に利用されません。

分類糖アルコール
資料2 件

主な論点

子ども向けの商品でも一度に何粒も食べることを前提としていません。製品ごとの摂取上の注意も確認してください。

表示で見る場所

キシリトール以外の糖アルコールが併用される商品もあります。

研究・制度から分かっていること

根拠の種類:公的資料・メーカー公表(商品ごとの表示とは区別)

確認されている消化器症状とその根拠

ロッテはキシリトールガムについて、一度に多く食べたとき体質によりお腹がゆるくなる場合があると表示しています。

日本・米国・EUの規制比較

キシリトールの規制と表示ルール(2026-11-02時点で確認)
項目日本米国EU
規制の厳しさゆるいふつうきびしい
制度上の扱い白樺やトウモロコシ等のキシランを加水分解・水素還元して得られる五炭糖アルコールであり、1997年に食品衛生法に基づく指定添加物(甘味料)として認可されました。21 CFR 172.395に基づき、直接食品添加物(特殊栄養食品および一般食品用甘味料)として認可されています。規則(EC)No 1333/2008 Annex IIに基づき、食品添加物E 967(甘味料・保水剤・安定剤)としてポジティブリストに収載されています。
使用条件成分規格が定められています。生体内での代謝特性からADIはJECFA評価で「not specified(特定せず)」とされ、一般食品への使用基準(上限値)は設定されていません(適量使用)。犬が摂取すると急激なインスリン分泌による重篤な低血糖や急性肝不全を引き起こす危険性があり、ペットの誤食防止が呼びかけられています。良好な製造規範(cGMP)に従い適量使用されます。FDAはキシリトールが犬に対して極めて高い毒性(急激な低血糖・急性肝不全)を持つことを公式に警告し、家庭内での犬の誤食事故防止を指導しています。量子満足原則(quantum satis)が適用されます。ただしポリオール共通規制として、飲料用途への甘味料使用は禁止されています。
原材料表示添加物表示基準に基づき「キシリトール」または甘味用途で「甘味料(キシリトール)」と表示します。多量摂取時の一過性の軟便に関する注意喚起が多くの製品で自主表示されています。原材料名欄に「xylitol」と表示します。糖アルコールとしての含有量を栄養成分表示(Nutrition Facts)に記載可能です。用途名と物質名またはE番号を併記し「sweetener: xylitol」または「sweetener: E 967」と表示します。規則(EU)No 1169/2011 Annex IIIに基づき、10%超含有食品には「excessive consumption may produce laxative effects(過剰摂取は緩下作用を引き起こすことがあります)」の警告表示が義務付けられています。
近年の見直し特定保健用食品(むし歯の原因になりにくい、歯の再石灰化を促進する等)の関与成分としてガムやオーラルケア製品に定着しており、犬の誤食事故防止に関する獣医師会等の啓発活動が継続されています。ピーナッツバターや焼き菓子など犬が口にしやすい食品へのキシリトール配合が進んだことを受け、FDAはペットオーナー向けの注意喚起を継続的に更新しています。規則(EU)No 432/2012において歯の脱灰抑制・酸産生低減に関する健康強調表示(ヘルス・クレーム)が承認・維持されており、EFSA添加物再評価プログラムのもとで安全性が再確認されています。
規制比較の出典(6件)

日本

米国

EU

評価・資料の時系列

  1. 制度・参考資料:東京都保健医療局:糖アルコールの摂取と下痢

お腹がゆるくなるなどの注意

軟便・下痢:摂取量・食べ方・体質や体調によって起こる場合があります。原材料名だけから発生率や個別商品の症状を予測するものではありません。

根拠の種類:東京都保健医療局:糖アルコールの摂取と下痢/ロッテ:キシリトールガムの摂取上の注意。原材料についての情報であり、この食品を食べた人に必ず症状が起きるという意味ではありません。

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根拠となる資料

  1. 東京都保健医療局:糖アルコールの摂取と下痢 ↗(2022・制度・参考資料・確認日 2026-10-23)
  2. ロッテ:キシリトールガムの摂取上の注意 ↗(確認日2026・制度・参考資料・確認日 2026-10-23)

資料の公表年とKS2|Know, Select, Stay Wellの調査日は別です。各資料の対象・条件は本文を参照してください。国内外の規制判断は適用地域や評価年が異なります。

特定の原材料を除外して検索しても、その原材料が不使用であることやアレルギー上の安全性は証明できません。購入時には現在のパッケージとメーカー情報を確認してください。