咳・気管支症状
食品添加物や特定成分の摂取・吸入に伴う咳や喘息様症状に関する報告・知見を調べます。
どのような症状か
気道粘膜への直接刺激や過敏反応により、気管支が収縮して咳が止まらなくなったり、喘息のような呼吸困難・喘鳴が生じる状態を指します。亜硫酸塩から揮発する二酸化硫黄ガスによる気道刺激や、安息香酸塩に対する気道過敏(仮性アレルギー)などが知られています。
主な感じ方・自覚症状の例
- 喉や気管の奥がイガイガ・チクチクして、突発的に激しいから咳(乾いた咳)が止まらなくなる
- 息を吐くときに喉や胸のあたりからヒューヒュー・ゼーゼーと音が鳴る(喘鳴)
- 胸が圧迫されるように息苦しく、深く息を吸い込めない(呼吸困難感)
症状解説の参照資料・ガイドライン(2件)
関連する調査情報がある原材料
3 件の調査情報があります。
亜硫酸塩 → 原材料解説
亜硫酸塩に対する感受性がある人において、咳や気管支喘息発作、鼻詰まりなどの呼吸器過敏症状が報告されており、公的機関でも感受性者への注意喚起がなされています。
報告・評価された条件:亜硫酸塩に対する過敏性を持つ人、特に気管支喘息の既往がある人の摂取・吸入
研究上の限界:すべての喘息患者や健常者で生じるわけではなく、個人の気道過敏性や食品中の二酸化硫黄遊離量により異なります。
症状が報告されていますが、成分による一貫した増加や発生頻度は確認されていません。
メタ重亜硫酸ナトリウム → 原材料解説
メタ重亜硫酸ナトリウムを含む亜硫酸塩類は、感受性者において気管支収縮や咳、喘息様発作を誘発する可能性がEFSA等の評価や専門総説で指摘されています。
報告・評価された条件:亜硫酸塩類への過敏性がある人の食品摂取や粉末等の吸入
研究上の限界:食品中の残存量や摂取形態、個人の感受性の有無によって反応は大きく異なり、一般の摂取で一律に発症するものではありません。
症状が報告されていますが、成分による一貫した増加や発生頻度は確認されていません。
安息香酸ナトリウム → 原材料解説
保存料として用いられる安息香酸塩は、喘息を持つ一部の患者において気道過敏を刺激し、咳や喘息発作を誘発または増悪させる症例が臨床総説で報告されています。
報告・評価された条件:気管支喘息の既往がある小児や過敏素因を持つ人が安息香酸ナトリウムを含む飲料等を摂取した場合
研究上の限界:非IgE依存性の過敏反応(仮性アレルギー)とされ、健常者を含む一般集団で一律に気管支症状を起こすものではありません。
症状が報告されていますが、成分による一貫した増加や発生頻度は確認されていません。
このページの読み方
原材料ごとに、研究結果、調べた条件、研究上の限界、出典を掲載しています。研究結果が一致しない場合も、結果を分けて確認できます。