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BLOG · オーガニック・食品表示

有機JASマーク(オーガニック)と「無添加」の違い|原材料表示で確認すべきポイント

「オーガニック」と「無添加」。買い物のとき、どちらも体にやさしそうな印象を受けますが、実は基準の成り立ちが違います。有機JAS規格のルールと、原材料表示のスラッシュ(/)から読み取れる工夫を、普段の買い物の視点で整理しました。

「有機」は法律に基づく認証、「無添加」は売り場でのアピール

スーパーの棚で「オーガニック」や「無添加」の文字が並んでいると、どちらを選べばいいのか迷うことがあります。なんとなく同じような安心感を抱きがちですが、実はその根拠となる仕組みには大きな違いがあります。

まず「有機」や「オーガニック」と商品に表示するには、農林水産省が定める有機JAS規格の審査を通り、認証を取得して「有機JASマーク」をつけることが法律(JAS法)で義務づけられています。一方の「無添加」には、公的な統一認証制度があるわけではありません。消費者庁のガイドラインに沿って、「保存料不使用」や「着色料無添加」のように、何を加えていないのかを具体的に伝えるアピール表現として使われています。オーガニックだからといって添加物がゼロというわけではなく、それぞれが指している中身を少し分けて見ていくと、納得して選びやすくなります。

有機JAS加工食品における原材料と添加物のルール

有機農産物は、原則として種まきや植え付けの2年以上前から、禁止された化学合成農薬や化学肥料を使わずに管理された土壌で栽培されます。土の力を生かした、息の長い栽培方法です。

その農産物を使った「有機加工食品」では、水や食塩を除いた原材料のうち95%以上を有機原料にすることが求められます。残りの5%や加工の過程で使える食品添加物も、重曹(炭酸水素ナトリウム)やクエン酸、ペクチン、植物レシチンなど、有機JAS規格で認められた最小限の素材に絞られています。何から何まで排除するのではなく、食品の成り立ちに必要な最低限の素材だけを厳選して作られているのが特徴です。

普段の買い物で裏面を見るときの手がかり

買い物の合間に、パッケージの裏面をくるりと返して「原材料名」を見るとき、気負わずに確認できるポイントがいくつかあります。

ひとつは、原材料と添加物の区切りです。別々の欄に分かれていることもあれば、原材料名の途中にスラッシュ(/)や改行が入る形で区切られていることもあります。スラッシュの後ろに書かれているものが添加物です。

ふたつめは、並んでいる順番。食品の原材料は、使われている重量が多い順に記載されています。先頭に本来の主原料(有機玄米、果実、カカオマスなど)が記載されているかを見ると、その食品の骨格がよく分かります。

そして「栄養成分表示」の数字。たとえ有機の砂糖や果汁であっても、体に入れば同じ糖質でありエネルギーです。1食あたりの炭水化物(糖質)や食塩相当量をさっと確認しておくと、日々の食卓のバランスが保ちやすくなります。表面の言葉だけに頼らず、裏面の小さな文字をゆっくり確かめながら、心地よい選択を重ねていけたらいいなと思っています。