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BLOG · 甘味料・糖類

砂糖・異性化液糖・糖アルコール・高甘味度甘味料の違いと表示の見方

おやつの袋の裏側をふと眺めたとき、目に飛び込んでくる様々な甘味料の名前。砂糖、果糖ぶどう糖液糖、キシリトール、スクラロースなど、それぞれの性質の違いと、体への届き方を整理しました。無理なく付き合うための見方のヒントです。

原材料欄に並ぶ、甘味料の4つのグループ

ひと息つきたいときのお菓子や飲み物。パッケージの裏面を見ると、単に「砂糖」とあるものもあれば、「果糖ぶどう糖液糖」「ソルビトール」「スクラロース」といった聞き慣れない名前が並んでいることがあります。「甘みをつける」という目的は同じでも、その素性や体内での使われ方はそれぞれ異なります。

暮らしの中で出会う甘味料は、大きく分けると4つあります。昔ながらの「糖類(砂糖や果糖など)」、でん粉から作られる「異性化液糖」、清涼感のある「糖アルコール(キシリトールやソルビトールなど)」、そしてごく少量で強い甘みをもたらす「高甘味度甘味料(スクラロースやアセスルファムKなど)」。この4つのグループを頭の片隅に置いておくだけで、原材料欄の景色が少し違って見えてきます。

砂糖を避けても「液糖」が入っている理由

「甘いものを控えめにしよう」と原材料欄から『砂糖』の文字を探しても、見当たらないのにしっかり甘い商品があります。清涼飲料水や冷たい和洋菓子などでは、とうもろこし等のでん粉から作られる「果糖ぶどう糖液糖」や「ぶどう糖果糖液糖」、あるいは「水あめ」が主役として使われていることが多いためです。

液糖は冷たくても溶けやすく、すっきりとした甘みを出せる扱いやすさがあります。ただ、体の中に入れば砂糖と同じように消化・吸収され、エネルギー源になります。甘さの総量や糖質が気になるときは、原材料名の有無だけでなく、栄養成分表示の「炭水化物」や「糖質」のグラム数に目を留めてみるのが現実的です。

糖アルコールと高甘味度甘味料の使い分け

カロリーオフやノンシュガーを謳うお菓子では、糖アルコールや高甘味度甘味料がよく活躍しています。

キシリトールやエリスリトールといった糖アルコールは、砂糖に近い自然な甘みと保水性を持っています。小腸で吸収されにくいためカロリーを抑えられますが、一度にたくさん摂るとお腹がゆるくなりやすい一面もあります。

一方、スクラロースやアセスルファムKなどの高甘味度甘味料は、砂糖の数百倍という強い甘みを持つため、ごく微量で味を調えられます。カロリーや糖質量を大きく抑えたいときの選択肢として重宝されています。国際機関(JECFA)や食品安全委員会によって生涯毎日食べ続けても安全とされる一日摂取許容量(ADI)が設定され、管理されています。

毎日の選択に、ちょうどいい距離感を

買い物をするときは、まず原材料欄で「どんな甘み素材が使われているか」を眺め、次に栄養成分表示で「炭水化物や糖質の実量」を確かめる。この二段構えを頭の片隅に置いておくと、過剰に怖がることなく、自分に合ったものを選びやすくなります。

完全に排除するのではなく、今日の体調や気分に合わせて「今はすっきりした糖アルコール入りのガムにしよう」「休日は素材本来の甘みの焼き菓子を楽しもう」と、緩やかに使い分けていけたらいいなと思っています。